北海道教育大学旭川校硬式野球部

北海道教育大学旭川校監督の自分が赴くままにブログを書きます

マズローの欲求段階説について考える

おはようございます。勢いに乗って2本目です。

今回はマズロー欲求段階説について様々なサイト等を参考にして考えていこうと思います。(参照はこちらですhttps://jibun-compass.com/maslow)

 

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簡単にいうと、マズロー欲求段階説というのはマズローさんという方が考えたもので、経営学にも応用されている理論です。「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮説をもとに作られた理論です。

 

ここと野球のチームづくりについて考えていこうと思います。

 

とりあえず生理的欲求と安全の欲求は置いておきましょう。きっと春に新しいカテゴリーで入部してからは「所属と愛の欲求」が強くなるのではないかと思います。

 

•孤独な状態を避ける
•部などの共同体の一員に加わりたいと思うなど
以上のようなものが「所属と愛の欲求」と言えるのかと思います。

 

ただこれだけではまだ低次元の欲求なんですね。馴れ合いだけでは成長できないと言われるのはこんなところからではないかなとも思います。

 

話を戻します。所属と愛の欲求」が満たされると、今度は「承認の欲求」が芽生えてきます。

ここに関しては二種類挙げられるそうです。

 

①自己の自己に対する評価の欲求…強さや達成、熟達、能力への自信、独立や自由など、自己をより優れた存在と認める、自尊心とも言えるものへの欲求

 

②他者からの評価に対する欲求...評判や信望、地位、名誉、優越、承認、重視などを求める欲求

 

何かツイッターのいいね稼ぎやフォロワー稼ぎも同じような原理に基づいてそうですよね。誰かに認められたいとか凄いことやってる自覚とかそんな感じでしょうか?

 

逆に満たされないと、焦燥感や劣等感、無力感などの感情が現れてくるみたいですね。何となくわかる気がします。

 

ここまでの欲求を欠乏欲求といいます。要するに満たされていないものが欲しい、所有したいという欲求です。

 

これもまた二分することができて

①物的欲求:生理的欲求と安全欲求に主に関わるところでモノを買うこと、モノを所有することによって満たされる欲求。仕事、家、食事など…。

 

②精神的欲求:形がない、つながりを求める、人から認められるなどというモノではなく精神的な欲求。

 

となります。

 

そしてこれらの上に来る欲求が「自己実現の欲求」です。人が潜在的に持っているものを開花させて、自分がなり得る全てのものになり切りたいと感じる欲求のことをいいます。

 

自己実現の欲求についてマズローはこんなことを言っているみたいです。

 

「自分自身、最高に平穏であろうとするなら、音楽家は音楽をつくり、美術家は絵を描き、詩人は詩を書いていなければいけない。人は、自分がなりうるものにならなければいけない。人は、自分自身の本性に忠実でなければならない。このような欲求を、自己実現の欲求と呼ぶことができるであろう。」

 

それで長々とサイトの引用もしつつ書いていきましたが問題は何かというと「どの欲求に基づいて行動しているか」ってことですね。

 

みんなと仲良くなるために野球上手くなりたいとか誰かに認められたいから野球上手くなりたいとか様々あると思うのですが、きっとこれって頭打ちになってしまうのかなと思います。

 

なぜかっていうと、ある程度のゴールがあるからじゃないかなって思います。仲良くなったりチームメイトに認められればもうそれで成長が止まってしまうのではないかな、と思います。

そういったところで見れば欠乏欲求に基づいた行動に大きな成長は見出せないのかなと思います。

 

逆に成長欲求に基づいた行動だとどうでしょうか?満たそうと思っても満たしきれないものですよね。飽くなき探求心なんてまさにそれですね。

 

難しい話ですが自己実現に向かうための動機についてもちゃんと考えようと思いました。目標達成のためにもしっかりしたプロセスを踏んでいきたいですね。